第8回はおなじみとなってきた、THE SEED代表の廣澤氏が司会となり,スタートアップ企業の代表の方をお招きして起業の始め方について講演いただく「廣澤ゼミ」の会でした。
今回ご講演いただいたのは株式会社ROXXの中嶋氏と株式会社Progateの加藤氏で、おふたりとも30代のスタートアップ経営者ということもあり、参加者の学生たちに近い視点でスタートアップ起業・経営についてお話いただいていたのが印象的でした。
講演の中で、「最初に始めた事業がそのまま軌道に乗った人なんて周りにはほとんどいない。事業を進める中で何度も試行錯誤しながら、ピボットをしていき、チャレンジを重ねていかないとうまくいくはずがない」とおっしゃっていましたが、まさにその通りだなと思いました。
すごいアイデア思いついた!と思ったとしても、同時に100人くらい同じアイデアを思いついていると考えたほうがいいというのはよく言われます。当然すでに過去にも同じことを考えた人なんてもっとたくさんいることでしょう。
なぜそのアイデアは社会に実装されていないんだろうか?結局は自分で動いて検証するしかないんですよね。
ただ、多くの人はアイデアを出しただけで何も行動は起こしません。そしてごく少数の人がアイデアの検証のために行動します。しかし、多くの場合はそのアイデアのニーズがなかったいうことがわかり、歩みを止めてしまうのではないでしょうか。
ただ、そんな中にも得られた検証結果から学びを得てアイデアを見つめ直し、新しい仮説からアイデアを導き出し、そしてまた検証を行うというようにPDCAをグルグル回していく人がいます。
最初のアイデアからずっと離れたところにピボットしていっても粘り強く、自分たちの思いを実現しようとする。そんな人が社会に大きなインパクトをもたらすイノベーターになるんだろうな。というのをおふたりの講演を聞きながら改めて感じました。
参加した皆さんにはどんな気づきがあったでしょうか?また感想を聞かせてください。
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主催:大阪大学Innovators’ Club
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