【レポート】Innovators’ Talk #49 私のキャリアデザイン論

株式会社ハイブリッドコンサルティング代表取締役CEO吉山勇樹さんにキャリアデザインをテーマにお話し頂きました。

VUCAの時代といわれ、コロナ禍、人生観やキャリア感が変容する中、学生さんの中でもキャリアをどのように築いていこうか迷われている方も多いかと思います。吉山さんご自身は学生時代に起業し、DJとして活動しながら卒業後に大企業に就職し、独立しました。現在はコンサルティング会社の経営者として活動されています。軸足はコンサルティング会社に置きながら、DJ・アーティストとしての活動は継続し、他にも、シャンパーニュ・エヴァンジェリストやフェスプロデューサー、NPO理事、ホテルのプロデュースなどの活動をされています。DJやシャンパーニュの活動から生まれた仕事も多くあるそうです。

吉山さんはこうした様々な顔を持つキャリアを「ハイブリッドキャリア」と呼んでいますが、軸足を持ちながら趣味も含む複数の領域でキャリアをつくり、仕事とプライベートの境界をあいまいにしながらシナジーを生み出すという「ワークライフシナジー」というコンセプトを大切にしているとのことです。ご自身こうしたキャリアを計画的につくられたわけではなく、その時その時に「眼の前のことに猪突猛進してきただけ」でその結果だといいます。これはまさにスタンフォード大学のクラムボルツ氏のいう「計画された偶発性」によるキャリアの築き方です。

吉山さんから学生へのメッセージは「夢や目標は大きくなくても良い、中長期的でなくても良い」と「夢や目標がない人は夢や目標のある人のそばにいよう」でした。変化の速い時代にどのようにキャリアを考えればいいか迷いのある学生にとっては福音となる素晴らしい講義でした。

参加者の皆さんの感想より…

  • 自分自身、軸となる部分を持ちながら、今の専攻とは異なる分野にも挑戦してみたいと考えていたので、今回のお話を聞いてとても感銘を受けました。。
  • 今回の講義を通して、日々の生活の中で小さな目標を立てて、それを達成していくことを心がけようと思いました。また、そのチャレンジの中で失敗を恐れずどんどん突き進んでいこうと思いました。
  • 日頃から小さなことでも成功したことや、他人に褒められたことなどの積み重ねが自分の将来の役に立つのだと感じたので、普段の生活でも小さなことだから大して気にしていなかったことも大切にしていきたいと思った。
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