【レポート】Innovators’ Talk #41 オンリーワンの超絶キャリアデザイン 〜イノベーションは、誰かに教わるものではない。ワクワクに従って、自らやってみせるのだ。〜

今回は、BBT大学教授で、地方創生イノベータープラットフォーム「INSPIRE」を運営する谷中修吾さんをゲストにお迎えしてi-Talk #41を開催しました。

谷中さんは、戦略コンサルタント、クリエイティブディレクター、大学教授、ラジオDJ・MC・ナレーターなどたくさんの専門技能を組み合わせながら、「ビジネスプロデューサー」として地方創生分野を中心にイノベーションを起こしている方です。

講演では、まずキャリアのお話をして頂きました。ご自身の経験から、『自分のワクワク感を大切にする』、『興味を持ったことは何でもやってみる(誰にでも興味のあるものはたくさんある)』、そして、『それらを組み合わせることで、オンリーワンの価値を生み出せる(今の社会はそれを求めている)』ということで、 “マルチスペシャリズム”という考え方をご紹介頂きました。

このような考え方なら、誰でも取り組めそうです。

次に、谷中さんが取り組まれている地域創生の事例を通じて、価値創造型でイノベーションを起こす方法論を詳しく説明頂きました。

自分の「安全装置を解除した妄想」で突き抜けたアイデアを生み出し、そのアイデアの中に「意外性のある組み合わせ」を埋め込み、仕上げとして「人を魅了するダジャレ」で名づけをすることで、誰でもイノベーションを起こすことができるということを楽しくお話し頂きました。

最後に、ご自身が提唱する「縄文型」でイノベーションを起こすというコンセプトを紹介され、直感的かつ協調的に、ご縁を大切にして周りを巻き込みながら新しい価値を生み出すという日本発の考え方をお話し頂きました。

イノベーション論では、ロジック重視または分析的な手法は広く知られていますが、アート的/クリエイティブな発想法はまだ十分には普及していないかと思います。

この日の講演会では、谷中さんからロジックとクリエイティビティを統合したイノベーション論を共有頂き、大変有意義でした。

参加者の皆さんも、大変楽しい時間を過ごされたと思います。

参加者の皆さんのアンケートより…

・大変楽しくお話を伺わせていただきました!来年から本格的に就職活動を始めようと思っていた前にお話を聞けたので、自分のキャリアを考える時にもっと自分のしたいことを大事にしたいと改めて思いました。

・まさにアートとサイエンスの考え方を両立されてる方だと思いました。講演の終わりには、遊びと仕事の境目が曖昧な素敵な方だと感じました。自分のモヤモヤが少し言語化されて悩みが先に進みました。ありがとうございました。

・お話からもワクワクが伝わってきて、非常に共感できる内容でした。教育概念、制約を超えて自分自身も仕事に活かしていきたいと感じました。若い世代に強く紹介したい内容でした。

・イノベーションをしていくことの楽しさを理解しました。

・自分の好きなことや得意なことを3つ組み合わせれば誰にも比類されないオンリーワンになるというお話が印象に残っています。

・素敵なご講演をありがとうございました。大学卒業後に何をして生きていくかに悩んでいた中、キャリアデザインという言葉に惹かれて参加しました。自分が好きなことは全部やってみるということ、リアルな妄想が非常に重要であること、自分が持っているものを掛け合わせたらオンリーワンになれることなど、学びがたくさんでした。谷中さんのような生き方はダイナミックで憧れます!

・縄文型ビジネスと弥生型ビジネスは、まさに目から鱗でした。そして素晴らしい講演内容で感動しました。

・新しいアイディアは細部まで自分が関わり実行し、やってみせる必要があるという点は、とても共感いたしました。

・非常に刺激的かつ実践的な内容ですばらしかったです。わかりやすい説明、メリハリのある資料、素敵な声で、錯覚ながら「自分でも何かやれるんじゃないか」という気持ちにさせてもらいました。

・谷中さんのことをあまり存じ上げてなかったのですが、とても興味深い講演で刺激になりました。お話が上手なので、興味深く聞き入り、本なども読みたいと思いました。

・非常に面白い、また学びの多い内容でした。新しいアイデアをPowerPointなどで即座に「見える化」するという手法は、実務の中でも使えると思いました。また、マルチスペシャリストの考え方、やりたいことは全部やる、というお話に強く共感しました。

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