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Innovators’ Talk #28「新たな価値創造について」(2020年5月21日)報告

Innovators’ Talk #28のゲストは井上浄さん(株式会社リバネス代表取締役副社長CTO)でした。慶応大学などで研究を行いながらベンチャー企業リバネスの経営者として活躍されています。

井上さんは学生の頃から研究が好きで、大学でしかできない基礎研究も大学外でしかできない研究もやりたいし、社会実装もやりたいと思い、それを実現するためにベンチャーをやってきたといいます。

学生時代にリバネスを仲間とともにつくり、次世代研究者・アントレプレナーの育成を中心に様々な事業を展開しています。最初は研究の面白さを伝えたいということで理科実験の出前授業から始めたとのことですが、そこから自分の研究をわかりやすく伝えるためのサイエンスコミュニケーター講座が生まれました。また超異分野学会という場を設け、これまでにない学際的な研究の場を設けるとともに社会実装を進めるためにテクノロジー系のベンチャー企業の育成も行っています。

こうした新しい「業」を創るための3つの考え方を教えて頂きました:

  1. Question(様々な事象から課題を見出す)→Passion(課題解決に対して情熱を抱く)→Mission(課題をミッションと捉え、チームを作り取り組む)→Innovation(チームの推進力により新たな価値の創出を目指す)というQPMIサイクルを回すこと
  2. これからの仕事は、個人が自らの情熱で仕掛ける
  3. イノベーションを生むのは“個のネットワーク組織”。

新しい事業はこうした考え方とともにたったひとりの「熱」から生まれるということで、井上さんが支援されているメタジェン、イヴケア、サイディン、キュオールなど研究開発型ベンチャーの事例を多数紹介頂きました。世界を変えた研究や開発の大元には個人の好奇心・ワクワク・熱がある(好奇心×熱がすべてのもとになる)、それに「妄想」を形にする力を加えながら自分の進んだ道を正解にするという起業家の考え方を教えて頂きました。

最後には「迷ったらワクワクする方へ行け!」との熱いメッセージも頂き、150名を越える参加者の皆さんは井上さんのお話に魅了されていました。

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