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Innovators’ Talk #29 “Japan: A Blossoming Desert” (日本:砂漠から開花へ)(2020年5月28日)報告

今回のスピーカーは投資家のアレン・マイナーさんでした。

マイナーさんは、オラクルの日本法人を立ち上げIPOまで導いた後、ベンチャーキャピタル (VC)を設立しました。当時の日本のエコシステムの状態はシリコンバレーが密林だとすれば砂漠。それから約20年間投資家として活動し、今では東京では、成功した人がシリアルアントレプレナーやエンジェル投資家として経験を次世代に伝える段階に入り、ようやく砂漠がサバンナになったとのことです。

マイナーさんは大学時代は情報科学とアジア文化のダブルメジャー。卒業後は情報系の研究をしたかったそうですが、ひょんなことからオラクル社に入り、当時400人だった会社が辞める頃には4万人になるほどの成長過程の渦中で自分も成長させました。日本法人設立の話があり日本に渡り、その後、自分でVCを設立しました。

このような人生は大学時代には到底想像できないことだったそうです。人生に目標を持つ事は重要であるが思うようにならないときは柔軟に考え、幸運が訪れたときにはそれを掴むことで人生が開ける(これを「ジグザグ人生」と名付けられています)ということと、そのためにも少し長めに、7年後の理想の自分を想像するようにするとよいとのアドバイスを頂きました。

シリコンバレーでは少しの資本で優秀な人が短期間で成功させるソフトウェア系のスタートアップが多いが日本ではSpiberのように大企業が巨額の投資(これはシリコンバレーではなかなかできない)を行うディープテック系のスタートアップが出てきているということで日本の明るい未来を示して頂きました。

日本には昔からクリエイティブな人やスタートアップリーダーがたくさんいたというのが持論で、VCを始めた当時「なぜシリコンバレーでやらないのか?」と尋ねる友人に対して、日本のほうが競争相手が少ないからと答えたというマイナーさんにイノベーターの本質を見たようなきがしました。150名を越える参加者の方々も日本とアメリカを知悉するマイナーさんのお話からイノベーションの本質を学びました。

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